ポートフォリオ添削イベントの概要
イベントの目的と重要性
ポートフォリオ添削イベントは、ゲームクリエイターを目指す新卒の方々にとって非常に重要なイベントです。このイベントの主な目的は、就活生が自分のポートフォリオをプロに見てもらい、具体的なフィードバックを受けることです。ポートフォリオは、自身のスキルや制作物を企業にアピールするための重要なツールです。そのため、企業説明会やワークショップの一環として開催されるポートフォリオ添削イベントは非常に価値があります。
対象者と参加条件
ポートフォリオ添削イベントは、主にゲームクリエイターを目指す新卒の学生や既卒生を対象としています。具体的には、ゲームデザイナー、プログラマー、CGデザイナーなどを目指す方々が対象です。一般的な条件としては、新卒採用の対象者であること、または一定期間内に卒業予定であることが求められます。ただし、各イベントによって細かな参加条件が異なる場合があるため、事前にイベント情報を確認することが重要です。
参加方法と準備
ポートフォリオ添削イベントに参加するには、事前登録が必要な場合が多いです。例えば、オンライン形式のイベントでは事前に参加登録を行い、当日指定されたURLにアクセスします。イベント情報に基づいて、応募フォームに氏名、連絡先、所属学校などの基本情報を入力し、ポートフォリオの提出を求められることもあります。
準備としては、まず自分のポートフォリオをしっかりと整理し、最新の制作物やプロジェクトを追加することが大切です。さらに、ポートフォリオのレイアウトや内容に関しても見直しを行い、企業が求めるスキルやクリエイティブな要素を的確に表現できるようにしましょう。一部のイベントでは、現役の新卒入社エンジニアや採用担当者による模擬面接なども行われるため、具体的な質問や受け答えの練習も効果的です。
主要なポートフォリオ添削イベントの紹介
「業界研究&インターンシップ/ゲーム×IT業界フォーラム」
「業界研究&インターンシップ/ゲーム×IT業界フォーラム」は、ゲームクリエイターやIT業界を目指す新卒生にとって重要なイベントです。このフォーラムでは、業界の最新トレンドやインターンシップ情報が提供されるほか、直接企業と交流できる機会もあります。ポートフォリオの添削を通じて、専門家からのフィードバックを受けられるため、スキルアップにも繋がります。
東京
10/19(土)
時間 11:00~17:00
会場 ベルサール渋谷ファースト B1ホール
URL https://www.gakujo.ne.jp/2026/events/evt_dtl.aspx?p1=evt91&area=tokyo
大阪
10/12(土)
時間 11:00~17:00
会場 梅田センタービル 地下1階 梅田クリスタルホール
URL https://www.gakujo.ne.jp/2026/events/evt_dtl.aspx?p1=evt90&area=osaka
福岡
11/2(土)
時間 11:00~17:00
会場 エルガーラホール 8階 大ホール
URL https://www.gakujo.ne.jp/2026/events/evt_dtl.aspx?p1=evt92&area=fukuoka・
- カプコン
- スクウェア・エニックス
- コナミグループ
- セガ
- コロプラ
- フロム・ソフトウェア
- ユークス
- ランド・ホー
- グランディング
- アートディンク
- SNK
- オーツー
- ジェムドロップ
- インテリジェントシステムズ
- アトラス
- サクセス
※上記以外にも多数参加
アニメ・CG・ゲーム専門合同企業説明会「つくジョブ!」
アニメ・CG・ゲーム専門合同企業説明会「つくジョブ!」は、2025年新卒や2025年以降の卒業予定者、既卒生を対象にした大規模な企業説明会です。東京都文京区のベルサール飯田橋ファーストホールで2024年6月7日に開催され、ゲーム会社やアニメスタジオが多数参加しました。ポートフォリオ添削も行われ、プロの目線からのアドバイスがもらえますので、新卒クリエイターにとって絶好の機会です。
※2024年9月30日に開催が予定されていますが、アニメ制作会社の出展が中心となっています。
公式URL:http://tukujob.com/
ゲームクリエイターズギルドEXPO 2024
ゲームクリエイターズギルドEXPO は、国内外のゲーム業界関係者が一堂に会する大規模なイベントです。このEXPOでは、学生作品の展示やゲーム制作に関するワークショップが行われ、業界の最新情報に触れることができます。また、ポートフォリオ添削イベントも充実しており、採用担当者から直々にフィードバックを受けることができます。
※2023年は12月16日(土)に開催されましたが、2024年の開催はまだ発表されていません。
株式会社カプコンのチェックバック会と選考案内
株式会社カプコンは、新卒採用に向けたチェックバック会を定期的に開催しています。この会では、自分のポートフォリオをカプコンのプロフェッショナルが詳細にチェックし、クリエイターとして成長するための具体的なアドバイスを提供します。また、選考案内も行われることが多く、参加者は採用フローについて深く理解することができます。
URL:https://job.mynavi.jp/26/pc/corpinfo/displayInternship/index?corpId=39906&optNo=7CXMY
株式会社エイチームのポートフォリオ添削イベント
株式会社エイチームのポートフォリオ添削イベントは、クリエイター志望の学生にとって非常に有益です。このイベントでは、デザイナーやプログラマーを目指す学生のポートフォリオを専門家がレビューし、ポイントを改善する具体的なアドバイスを提供します。イベント情報は定期的に更新されるため、常に最新情報をチェックすることが重要です。
URL:https://ateam-group.snar.jp/jobboard/detail.aspx?id=W9k5WK1cWYfNa2xAME7Qig
株式会社サイバーエージェントのポートフォリオアドバイス会
株式会社サイバーエージェントのポートフォリオアドバイス会は、デザイナーやゲームクリエイター志望の学生に効果的なフィードバックを提供するイベントです。新卒採用の選考官が直接アドバイスを行うため、採用基準に沿ったポートフォリオ作成の秘訣を学ぶことができます。学生にとっては、自分の作品を磨く絶好のチャンスです。
URL:https://www.cyberagent.co.jp/careers/students/career_event/?contents_type=1233
vivivitのデザナレ展でのゲーム会社合同説明会
vivivitのデザナレ展で開催されるゲーム会社合同説明会は、クリエイター志望の学生にとって絶好の機会です。様々なゲーム会社が参加し、実際の仕事環境や業界動向について詳しく知ることができます。さらに、ポートフォリオ添削のセッションも設けられ、自分のスキルを高めるためのフィードバックを受けることができます。
その他注目のイベント
その他にも、ゲーム業界やクリエイティブ業界に関連する注目のイベントが多数開催されています。例えば、IT企業合同説明会やオープンカンパニーのようなイベントでは、企業の業界研究やインターンシップ情報が豊富に提供されます。また、内定者×人事の公開模擬面接やエンジニア・デザイナー選考対策イベントなど、具体的な就職ノウハウを学ぶ機会もあります。これらのイベントに参加することで、新卒採用に向けた準備を万全にすることができます。
有効なポートフォリオ添削アドバイスを得るために準備すること
新卒ゲームクリエイターの皆さんにとって、ポートフォリオ添削イベントは、専門家から直接アドバイスを受けられる貴重な機会です。事前準備をしっかり行うことで、ポートフォリオ添削イベントで得られるアドバイスを最大限に活かし、就活成功へとつなげることができます。
1. 目標を明確にする
まず、自分が目指している職種や企業を明確にしましょう。たとえば、ゲーム業界の中でもプログラマーなのか、キャラクターデザイナーなのか、サウンドクリエイターなのかによって、アドバイスの内容が大きく変わります。また、特定の企業で働きたい場合、その企業が求めているスキルや作品の傾向も把握しておくと良いです。例えば「スクウェア・エニックスに応募したいので、RPGのキャラクターデザインを中心に見てほしい」など、具体的な方向性を示せるとクリエイターも的確なフィードバックを提供しやすくなります。
2. 作品を精査する
次に、事前に自分のポートフォリオを見直して、足りない作品や改善したい部分を把握しておきましょう。クリエイターの方々は時間が限られているため、すべての作品を詳細に見てくれるわけではありません。そのため、特に見てもらいたい作品や問題点を事前にまとめておくことが大切です。たとえば、「このキャラクターのデザインは独創的だが、他の要素が弱い」と思っているなら、それを率直に伝えて、どう改善すればよいかを具体的に質問しましょう。
3. 具体的な質問を用意する
ポートフォリオ添削イベントでは、具体的な質問を用意しておくと効果的です。クリエイターも初対面の学生に辛辣なフィードバックをするのは難しいことがあります。特に短時間の中で、回りくどい説明になったり、あまり突っ込んだ指摘がされない場合もあります。そこで、「ここが不十分だと思っています」「こう改善したいのですが、どう思いますか?」といった具体的なアドバイスを求めることで、有益な時間を過ごすことができます。
具体的な質問例:
「自分のポートフォリオでは、キャラクターデザインは独自性があると思うのですが、背景との統一感に欠けていると感じています。これを改善するために、新しい作品を作るべきでしょうか、それとも現状の作品を修正するのが良いでしょうか?」
このような具体的な質問をすることで、クリエイター側も明確にアドバイスを提供でき、短時間でも濃密なフィードバックを得ることができます。
4. 質問リストを作成する
短時間のうちに効率よくアドバイスをもらうため、質問リストを作成することをおすすめします。質問の優先順位をつけ、最も知りたいことから順にクリエイターに尋ねましょう。事前にしっかりと質問を準備しておくことで、時間を無駄にせず、的確なアドバイスを得ることができます。
質問リストの例:
- キャラクターデザインの個性が足りないと感じるが、どの部分を改善すべきか?
- 背景とキャラクターの調和を高めるにはどうすれば良いか?
- 新しい技術(3Dモデリングなど)をポートフォリオに取り入れるべきか?
- 現状のポートフォリオで不足している作品の種類は何か?
5. フィードバックの受け取り方
ポートフォリオ添削会では、クリエイターからのアドバイスを受け取る心構えも重要です。フィードバックを受け入れる姿勢を持つことが、成長への第一歩です。特に、自分が気づいていない弱点を指摘された場合、それを前向きに捉え、次の改善に活かすことが大切です。
また、すぐに全てのフィードバックを理解し、実践することは難しいかもしれませんが、後日振り返ってみると役立つことも多いです。そのため、フィードバックをノートに記録し、イベント後にじっくりと見直すことをおすすめします。
6. 企業のブースを回る計画を立てる
ポートフォリオ添削会のようなイベントは非常に混雑することが予想されるため、効率的にブースを回る計画を立てることが必要です。特に人気の企業やクリエイターのブースは長時間待たされることが多いため、事前に訪れる企業を絞り込み、回る順番を決めておきましょう。例えば、「最初にA社に行き、その後B社のブースでポートフォリオを見てもらう」といったように、時間を無駄にしない工夫が大切です。
7. コミュニケーション力を磨く
クリエイターに対して自分の考えを伝える際、コミュニケーション力も重要な要素です。緊張する場面かもしれませんが、自分の作品や目指す方向性についてしっかりと説明できるように練習しておくと良いです。特に、企業の担当者やクリエイターは忙しいため、短い時間で自分の強みや課題を伝え、フィードバックをもらうためのトレーニングをしておくことをおすすめします。
例:
「自分の作品ではキャラクターの感情表現が課題だと思っています。この点をどう改善すれば、より感情豊かなキャラクターが描けるようになるでしょうか?」
このように、自分の課題を率直に伝え、具体的なアドバイスを求めることで、より実践的なフィードバックが得られるでしょう。
8. 持ち物の準備
最後に、イベント当日に必要なものを忘れないように準備しましょう。USBメモリにポートフォリオを保存しておくことや、予備の紙媒体のポートフォリオを用意することも重要です。クリエイターによっては、デジタルではなく紙媒体でのチェックを好む方もいます。また、名刺や連絡先を渡すための準備も忘れずにしておきましょう。イベント後にフォローアップをする際に役立ちます。
まとめ
このように、ポートフォリオ添削イベントに向けた準備は非常に多岐にわたりますが、事前にしっかりと準備をしておけば、イベント当日も安心して臨むことができます。自分の目標を明確にし、クリエイターとの貴重な時間を有効に活用して、次のステップへ進むためのヒントを得ましょう。